みんな思いだして欲しい
そう
我々が子供の頃バイブルと呼んだあの本を
21世紀ブックス「冒険手帳」
初版は昭和47年6月
我々の生まれる少し前にこの本は誕生していたのだ
思い起こさせる為に一文を紹介しよう
~さて、運悪くフィジー人に捕まったとしよう。そのとき、かれらはいったいどんなふうに捕らわれ人を料理するのだろう。まず、棍棒でなぐり殺す。丸裸にしたところで、たき火の上にかざす。裏がえしたり、前後にずらしたりして、体毛をすべて焼きとると、次に貝がらで皮をはぎとり、つるつるにしてしまう。これで下ごしらえは終わりだ。~
...
また挿絵もかなりアクが強い この文章にしてこの絵アリと言うところか
さいとうたかをの「サバイバル」ですら凌駕する勢いだ
そして34年の時を経て復活したのだった
ジャーン!!「新冒険手帳」
残念ながら著者も挿絵も当時とは変わっているが、
その内容は現代版としてバージョンアップされている様だ
気付くのが遅かったが2006年に発行されていた...
では比較してみよう
こちらが旧のうさぎの名シーン
新版はこちら
うさぎのさばき方を載せてしまうという旧版の内容は残しつつ
表現はかなりスマートになっている
(スマートというかかなりシュール...)
おなじくニワトリのページはこちら旧版
新版はやけにあっさりとしている印象
災害時に役立つ様に今風なサバイバル術にまとめられているのではないだろうか
一般うけする挿絵も評価出来る
ただ、あのブラックな内容と斬新な絵のタッチが無いのは残念としか言いようが無い
子供に読ませるにはこちらの方が安心と言えば安心だが...
さっそく息子にあの頃のワクワク感とともにこの本を手渡した
新たな冒険を夢見て
ああ、災害時にねえ、役に立つよねえ。
そんなとき頼れるのは自分だけだからねえ。
って、おいっ!
そんな本、バイブルとか言ってるけど知らねえし、
おたくの息子さん、どっち方面に向かわせたいの?
我が家なら、嫁さんドン引きするな、間違いなく。。。
まあそんな私は少し興味がありますけど、
まず魚のさばき方から習おうっかなあ。
「我々」にくくられてるのかな。。。
俺も「サバイバル」は読んだけど
こんなディープなの知らない。。。
現代人が読むとかなり引く内容もあるなあ
ウサギをさばこうにも阿東町ならまだしも
このへんには居ないよなあ
フィジー人の言われようといったら、尋常じゃないし。
あれ?
おかしいな ひょっとして君たちモグリだね?
これからはチャリダーって呼んであげるね
ちなみに
手元にある冒険手帳は昭和56年に発行された186版(初版が昭和47年)
これってベストセラーじゃね?